強まる海外の廃プラ輸入規制、国内900万トンのゆくえは

  • 印刷
  • 共有

国内で排出された廃プラスチック排出量は2018年時点で891万トン。そのうち約23%(約208万トン)がマテリアルリサイクルされ、半数弱にあたる91万トンが海外で利用された。しかし2017年末の中国の廃棄物輸入禁止措置に端を発して、海外の廃プラ輸入規制は強まる傾向にある。廃プラスチックの国内外の状況を見ていく。

国内の廃プラスチックの排出とリサイクルの状況

一般社団法人プラスチック循環利用協会によると、日本のプラスチック生産量は2018年に1,067万トン、同年の廃プラスチックの排出量は891万トンだった。種類別ではポリエチレン(PE)が34.3%と最も多く、次いでポリプロピレン(PP)が22.0%、ポリスチレン(PS)が11.6%、塩化ビニル樹脂(PVC)が7.8%の順になっている。詳しい内訳は以下の通りだ。

続きは有料会員登録後にお読みいただけます。

  • オンラインでは実務に直結する有益なオリジナル記事を掲載
  • 登録月(購入日~月末)は無料サービス
  • 環境設備の導入・営業に役立つ「補助金情報検索システム」も利用可能
  • 本誌「環境ビジネス」の電子ブックも読み放題
月額
1,300円(税込)
年額
15,600円(税込)

関連記事