東証再編が企業の「脱炭素経営」に与えるインパクトとは
今年4月からの東証市場再編で、最上位の『プライム市場』に上場する企業には、TCFD(気候関連財務情報開示タクスフォース)提言と同等の情報開示が求められる。今回の市場再編が企業の環境経営やESG経営に与えるインパクト、またTCFD開示のポイントは…。一橋大学名誉教授でTCFDコンソーシアム会長も務める伊藤 邦雄氏に聞く。(2022年3月15日発売 季刊「環境ビジネス」より)
媒体による開示内容の書き分けが必要
「東証の市場再編で、『プライム市場』に行くのであれば、TCFDを開示する、あるいはTCFD同等の情報開示をしなさいと明示的にうたったことは、非常に大きな出来事かと思います。これによって、『プライム市場』への上場を考える企業は、TCFDの議論をにわかに始めました」と指摘する伊藤氏。
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