カーボンニュートラル実現の鍵を握るスコープ3、削減に向けた最適な手法とは
企業によってはスコープ1・2に比べてスコープ3の排出量の占める割合が圧倒的に多い場合も多く、自社のみならず、サプライチェーン全体での取り組みが進まなければカーボンニュートラル(CN)の実現は達成されない。2050年の目標達成には、大企業のみならずサプライチェーンを構成する中堅・中小企業も含めたVC全体での排出量の削減が必要だ。
スコープ1・2・3で取り組む
2050年までにCN実現には、大企業のみならずサプライチェーンを構成する中小企業も含めたバリューチェーン(VC)全体で、温室効果ガス(GHG)の排出量削減に取り組みむことが必要である。GHG排出量は、事業者自らによるGHG排出(スコープ1)、他者から供給された電気、熱、蒸気の使用に伴う間接排出量(スコープ2)、自社からみたサプライチェーンの上流工程と下流工程の排出量を合わせた事業者の活動に関する一連の流れ全体から発生する間接排出量(スコープ3)にわけられる。
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