ダニとクワガタの共進化と小笠原諸島の異変(前編)

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東京から南へ約1000km、太平洋に浮かぶ小笠原諸島。そこは、独自の進化を遂げた生き物たちがひしめく『固有種の楽園』で、ここでしか見られない生き物たちが暮らしています。私の研究室では先日、スタッフが調査のため小笠原諸島へ向かうことになりました。そんな話を聞いて、私もふと、自分の『ライフワーク』ともいえる研究対象であるダニの一種、「クワガタナカセ」のことを思い出しました。

固有種の宝庫、小笠原諸島

先日、研究室のスタッフが小笠原諸島へ、オガサワラセスジゲンゴロウという水生昆虫調査に行きたいと相談してきました。なんでも、小笠原の島にしか生息していない固有種らしく、その起源や生態を調べたいとのこと。

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