データに基づいた意思決定を促すCDPのコーポレート・バンクプログラム
グローバルな環境情報開示システムを運営する国際NGOであるCDP。英国の非営利団体として2000年に発足以来、開示プラットフォームの運用を通し、グローバルの環境課題に関するエンゲージメントの改善に努めてきた。データを金融商品に活用することで、顧客の移行計画を加速させる『コーポレート・バンクプログラム』を推進するCDPに、その概要や狙いを聞く。

信頼性の高いデータの活用で革新的な金融ソリューションを
CDPは、投資家や企業、自治体向けに、世界の環境情報開示システムを運営する国際的なNGOとして、25年にわたり活動を続けてきた。CDPの質問書に回答する企業は、2024年時点で、世界の株式時価総額の3分の2に相当する24,800社を超えており、世界で最も包括的で透明性の高い環境情報開示データベースを構築・運営している。
気候変動が待ったなしで進み、脱炭素や生物多様性への対応が広く求められるなか、CDPでは、顧客の移行計画を支援する、革新的な金融ソリューションを見出すために必要なデータを提供する『コーポレート・バンクプログラム』を推進している。