日本列島の地形と将棋
元国土交通省河川局長として、日本のダム・河川事業に辣腕を振るい、退官後は『日本の謎は「地形」で解ける』(PHP文庫)を執筆するなど、作家としても活躍する竹村公太郎氏。『日本人の謎は「地形」で解ける~日本人の起源編』を発売した。連載の第32回は、日本列島の地形と将棋の関係について。将棋は、起源とされている「チャトランガ」からどのような進化を遂げたのだろうか。

元国土交通省河川局長、日本水フォーラム代表理事、事務局長。1945年生まれ。1970年、東北大学工学部土木工学科修士課程修了。同年、建設省入省。以来、主にダム・河川事業を担当し、近畿地方建設局長、河川局長などを歴任、現在は(特非)水フォーラム代表理事。著書に、ベストセラー『日本史の謎は「地形」で解ける』(PHP文庫)、『水力発電が日本を救う』(東洋経済新報社)など。
盤上ゲームの伝播
戦争を模した盤上ゲームの起源の説は様々ある。近年の定説では、紀元前にインドで誕生して世界中に広まったとされる。初期のゲームは相手の駒を取ってポイントを競ったものだという。ゲームは賭博であり、世界中の賭博好きの人類の間に広まっていった。
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