京都市長に聞く「脱炭素が『自分ごと』として広がるには何が必要ですか?」
1997年のCOP3から26年、京都議定書誕生の地として自治体のモデルとなる取り組みを実践し、世界へ発信してきた京都。この地ならではの豊かな文化や市民力を最大限に生かし、持続可能な社会の実現へ向けた取り組みを加速させている。環境先進都市としての挑戦を、門川 大作市長に聞く。
京都議定書から「2050年CO2ゼロ」へ
「伝統を生かしつつ世界中から一流の人・モノ・仕組みを取り入れて、独自の文化をつくり上げていく。それが1000年都市・京都の魂です」と門川市長。
COP3(気候変動枠組条約第3回締約国会議)が京都で開催されたのは1997年。温室効果ガス削減に当たり、初の法的拘束力を持つ国際的枠組みとして「京都議定書」が採択された。
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