EU洋上風力が失速の危機? 先が見えない事業収益
先行する欧州の洋上風力発電が、事業収益低下の足かせから抜け出せずに、事業投資が進まず軒並み計画延期に追い込まれている。
ドイツ電力大手RWEのCEOマークス・クレッバー(Markus Krebber)は、再エネ専門メディアの取材に対して、EU洋上風力発電事業の現状と今後に危機感を露わにしている。
欧州における洋上風力発電設備の大幅な生産能力の増強を促す方策を、EUが打ち出さない限り、エネルギー転換計画を遅らせるか、それとも中国製タービンに依存するかの厳しい選択に迫られているというのである。
欧州では、洋上風力発電の開発計画が先行している一方、原材料高で設置コストの上昇が著しいことから、新規投資をためらう動きが表面化し、想像以上の逆風にさらされている。
増える目標値、先が見えない事業収益
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