洋上風力発電　洋上作業を阻む「波浪」リスクとは

洋上風力の開発候補地は、強い風が安定して吹く海域です。吹いている風によって波（風浪）が生まれます。海上では、風浪とうねりは混在しており、それらをまとめて「波浪」と呼びます。洋上風力発電には陸上と異なる数々の課題があります。その一つが海上作業を阻む“波浪”のリスクです。

海上作業の大きなリスクは風より波浪

海上の作業では、風はもとより波浪が大きなリスクになります。海上を運行する船舶にとって、常に変化する波浪は油断できない存在です。また、港湾作業での波浪リスクは高く、安全面だけでなく、それに関わるコストの面でも管理者に大きな影響があります。