ANGLE Bird's Eyes,Insect's Eyes

緑と人、クスノキに想いを馳せる

  • 印刷
  • 共有

小学校低学年の頃、お屋敷のおじいさんに書道を習っていた。習字は大嫌いだったが、そこには楽しみがあった。立派な門の脇に、蔵の屋根を覆うような大きな木があり太い幹の途中の深いくぼみを手掛かりに上の枝に登ることができた。今、思いかえすとその木は間違いなくクスノキだった。

夏はひんやりとした木陰をつくってくれ、木の下に立つと葉っぱを透かして太陽の光がきらきら輝いていた。雨が近づいてくるとてっぺんのこずえがいちはやくざわめき、それを知らせてくれた。

続きは有料会員になるか、この記事の購入後にお読みいただけます。

  • 実務に直結する有益なオリジナル記事を掲載
  • 有料会員になると購入不要で全記事読める(登録月無料)
  • 有料会員は「補助金情報検索システム」も利用可能
  • ポイントは記事の感想ボタンで貯められます
無料会員
300pt
有料会員
0pt

※記事単位での購入は
ポイントが必要です

関連記事