脱炭素の資金調達手段「クライメート・トランジション・ ファイナンス」を解説

  • 印刷
  • 共有

脱炭素社会の実現に向け、一足飛びにグリーン化できない企業などは段階的かつ着実に低炭素・脱炭素化を進めていかなければならない。そのような脱炭素“移行(トランジション)”期における資金調達手段として注目を集めるのが『クライメート・トランジション・ファイナンス』だ。その概要や重要性などについて経済産業省の関根氏に話を聞いた。

脱炭素社会実現へ向け、TGIFを同時推進

今後、温室効果ガス(GHG)多排出産業を中心に省エネ・燃料転換などを含む着実な脱炭素化に向けた移行への取り組みに対するファイナンスが重要になってくる<br>
出典:経済産業省
今後、温室効果ガス(GHG)多排出産業を中心に省エネ・燃料転換などを含む着実な脱炭素化に向けた移行への取り組みに対するファイナンスが重要になってくる
出典:経済産業省

2050年のカーボンニュートラルに向けては、全世界で巨額の投資が必要となる。IEA(国際エネルギー機関)によれば、2050年ネットゼロ排出の実現に向け、2020年から世界全体(累計)で約 140兆ドル(1.67京円)の投資が必要と試算している。

続きは有料会員になるか、この記事の購入後にお読みいただけます。

  • 実務に直結する有益なオリジナル記事を掲載
  • 有料会員になると購入不要で全記事読める(登録月無料)
  • 有料会員は「補助金情報検索システム」、「環境ビジネス」電子ブックも利用可能
  • ポイントは記事の感想ボタンでも貯められます(※購入も可能)
無料会員
300pt
有料会員
0pt

※記事単位での購入は
ポイントが必要です

関連記事