蓄電池ビジネスのリスクとチャンス(第1回)

蓄電池ビジネスのリスクとチャンスを考えるときの基本は、リスクを極小化しつつ、チャンスをしっかりとものにすることである。蓄電池ビジネスは大きく分けて、再エネ併設型の蓄電池と独立型の系統用蓄電池の2種類のビジネスがある。さらに2025年6月3日の総合エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会/電力・ガス事業分科会 再生可能エネルギー大量導入・次世代電力ネットワーク小委員会(以下、「大量導入小委」という。)(第74回)資料1の98ページでは、下記のような再エネ電源とは離れた遠隔地の系統用蓄電池が再エネ電源と連動して運用される事例も検討されることになり、「併設」は必ずしも物理的に近接しなくても良い方向で議論が進み始めている。