容量市場とは供給量(キロワットアワー:kWh)ではなく、将来の供給力(キロワット:kW)を取引する市場のことを言います。
系統運用者が、数年後の将来にわたる供給力を効率的に確保するために、発電所などの容量を金銭価値化し、多様な事業者に市場で取り引きさせる仕組みです。
これは、中長期的に必要な供給力及び調整力を、最も効率的に確保するための手段として期待されています。太陽光・風力発電といった自然変動電源の導入を推進するために、調整電源の必要性が高まっています。
しかし、発電事業者等が卸電力市場の中で、十分な投資回収の予見性を確保できず、適切なタイミングで電源投資が行われなかった場合、いずれは中長期的に供給力が不足し、市場価格が高止まりする懸念があります。
市場運営者が数年先の供給能力の必要量を確保し、それを提供する発電事業者等に対して、その能力に応じた容量価格の支払いを約束することで、それを新たな電源投資の指標として用いることができるため、より適切な時期に投資判断ができるようになります。 これらが立ち上がってくるとネガワット取引やVPP同様、新たなビジネスが広がる可能性が期待されます。
本セミナーでは、容量市場の基本ポイントを押さえ、この容量メガニズムや創設される市場の仕組みや先行する海外の事例を交えて解説します。
新しいキーワードに対し、なんとなく聞き流すか、きちんと理解するかでその後のビジネスの成否は大きく分かれます。『知っている』から『事業を検討する』になるために、基礎的で必要な情報をお伝えします。
どのような政策背景があるのか?
どのような市場の仕組みなのか?
2020年以降、どのような変化が訪れるのか?
事業やサービス開発を進めるうえで、提案の切り口として聞いたことのある『容量市場』を自分の言葉でつかえるようにするためのセミナーです。
日時 | 08/30(木) 13:00〜16:00 |
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場所 | 住友不動産新宿ガーデンタワー1F 会議室2 〒169-0072 東京都新宿区大久保3丁目8-2 【最寄り駅】 西武新宿線・JR線「高田馬場駅」より徒歩5分 東西線「高田馬場駅」より徒歩6分 副都心線「西早稲田駅」より徒歩7分 |
主催 | 株式会社日本ビジネス出版 環境ビジネス編集企画部 |
共催 | |
定員 | 30名 |
お問い合わせ先 |
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