環境省、携帯電話や電子レンジなど小型電気電子機器のリサイクル制度案で意見募集

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環境省は、レアアース・レアメタルが高濃度に含まれ、現在リサイクルに係る特別な法制度がない小型電気電子機器のリサイクルの制度の在り方について案を取りまとめ、公表した。小型電気電子機器とは、携帯電話や小型ゲーム機、電子レンジなど、家庭から排出される家電リサイクル法の対象品目以外の全ての電気電子機器を想定している。

本制度の在り方としては、平成20年度の金属系廃棄物の量が一般廃棄物で約48.8万t/年(発生量の約3割)、産業廃棄物で約26.5万t/年(同約3%)であることや、中国のレアアース輸出枠制限などに代表される寡占性など、対応の必要性を挙げた。さらに、目指すべき方向性として、製造プロセスが国際的に進展したことや、将来的な静脈産業技術の輸出を見据え、経済的に優位性を保てる場合には、必ず回収した金属を国内で再生利用するべきというものではないとしている。

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