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NEDOなど、国内最大級プラントで間伐材などからのバイオエタノール生産を実証実験

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この実証試験は、2009年度から王子製紙、新日鉄エンジニアリング、(独)産業技術総合研究所に委託して研究開発している「セルロース系エタノール革新的生産システム開発」の一環として実施する。本事業では、食料と競合しない木質バイオマスから、効率よく低価格でバイオエタノールを生産するために、栽培から収穫・運搬・貯蔵、糖化・発酵・蒸留を経てバイオエタノールまで至る一貫生産技術を開発する。

国内の産官学で培われたバイオエタノールの生産技術を駆使して、国の進める「バイオ燃料技術革新計画(2008年3月)」の目標達成と、再生可能エネルギーの普及に貢献することが目標。また、現在は化石資源から製造されている様々な化学製品などが、この技術を応用してバイオマスから製造可能になることも視野に入れる。

バイオエタノールは、サトウキビ、とうもろこし、小麦、テンサイ、稲わら、廃木材など植物由来の資源を発酵させて生産するエタノール。バイオエタノールは、再生可能エネルギーとして、地球温暖化対策だけでなくエネルギーセキュリティーの観点からも、今後、世界各国で使用量が増加すると考えられている。ブラジルやアメリカでは、すでにサトウキビやとうもろこしから製造したバイオエタノールをガソリンと混合して自動車用燃料として使用している。その一方で、バイオエタノールの開発や導入では、ライフサイクルアセスメント(LCA)により十分な温室効果ガス削減効果と、生物多様性、経済性や供給安定性の確保、食料競合の回避などへの配慮が課題となっている。穀物等を原料とする場合、食料価格が高騰する問題が生じるため、バイオエタノールのさらなる普及に向けては、未利用の枝や葉、製紙用原料として利用できない残材、短期伐採した早生樹など、木質バイオマスを活用したバイオエタノールの生産技術開発が求められている。

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