> > 日産、EV技術搭載のトラックを公開

日産、EV技術搭載のトラックを公開

記事を保存

日産自動車は、10月末に開催される「2011東京トラックショー」に、これまでに培ってきた電気自動車(EV)技術をトラック分野に応用し、「日産リーフ」のコンポーネントや、その他のEV関連技術を装備・搭載したトラックを出展すると発表した。

今回、EV技術搭載の小型商用車として参考出展するのは、「アトラスF24」をベースにした「e-NT400アトラスコンセプト」、「アトラスF24リチウムイオンバッテリー式冷凍車」、「アトラスF24給電車」の3車種。

「アトラスF24リチウムイオンバッテリー式冷凍車」は、フォーアールエナジーの開発するリチウムイオンバッテリー電源システムに電動モーターを組合せて、冷凍用のコンプレッサーを稼動させる世界初の製品となる。高効率の電動コンプレッサーによりCO2排出量を削減するとともに、車両エンジンが停止しているときも、排出ガスを出さずに荷室を冷蔵・冷凍させることができる。環境性能に加えて、使い勝手や運転のしやすさにも配慮し、日本で2012年秋に発売する予定。フォーアールエナジーは、日産リーフに使用したリチウムイオンバッテリーの二次利用の事業化を目的とした会社で、日産が住友商事と2010年9月に設立した。

日産は、昨年12月にEV「日産リーフ」を発売。同車をはじめとするエコカーの開発と販売、バッテリーの開発と生産、充電インフラの整備等、ゼロ・エミッション社会の実現に向けて、包括的な取り組みを展開している。この7月からは、多目的小型商用車「NV200バネット」をベースとしたEVの実証運行をグローバルに開始し、小型商用車分野でのEVの取り組みを開始した。今回の出展は、その取り組みの延長上にある。乗用に加え、商用のEVの開発・普及にも注力していく方針を示しており、現在、小型商用車「NV200バネット」をベースとしたEVを、将来の市場投入に向けて準備中だという。

その他、2車種の概要は以下の通り。「e-NT400アトラスコンセプト」は、「日産リーフ」のコンポーネントを搭載したEVのコンセプトカー。高出力大容量のリチウムイオンバッテリーと高性能の電気モーターを搭載し、航続距離はJC08モードで100km。

「アトラスF24給電車」は72kWh、リーフ3台分のバッテリーを搭載。これは日中の電力のピーク時に20人程度のオフィス(250m2)で4時間使用できる電力に相当し、電力供給に余裕のある夜間電力で充電し、電力需要の高まる昼間に、夜間に蓄えた電力を使用することで、電力消費のピークを抑制することができる。また、停電などの非常時の電力不足時には、非常用電源としても使用可能。

東京トラックショーは、10月27日(木)から10月29日(土)までの3日間、東京国際展示場「東京ビッグサイト」で開催される。同社は、EV技術搭載車のほか、国内メーカーで唯一、ユニバーサル・デザインタクシーとして認定されている「NV200バネットタクシー」、「シビリアン」の福祉向け仕様である「シビリアンハートフルサルーン」を出展する。今後も顧客のニーズに応える様々な小型商用車を投入し、2016年度までに、業界をリードする小型商用車メーカーとなることを目指す考えだ。

関連セミナー・イベント情報

関連カテゴリ

プレスリリースを受け付けております

環境ビジネスオンラインでは、皆様からの環境に関する情報をお待ちしています。

新製品・新サービス、研究内容、法令情報、イベント・セミナー、海外の環境ビジネス情報など、お気軽にお寄せ下さい。お送り頂いた内容を、編集部にて拝見いたします。

こちらから、必要事項をご記入ください

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.