三菱化学 植物を原料とした化学品の研究開発で米企業と提携

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三菱化学は、植物を原料とした化学品の研究開発について、豊富な実績と特許をもつ米Genomatica社と提携する。今回の提携では、Genomatica社の植物由来の化学品である14-ブタンジオールを製造する技術に、三菱化学の技術を組み合わせ、中東、インドを含むアジアでの14-ブタンジオール事業化を検討する。

同社は、新技術による「脱化石原料」への事業構造転換を促進しており、既に植物を原料としたバイオエンプラ(バイオエンジニアリングプラスチック)であるDURABIO™を自社開発している。また、今月26日には、PTT社及びBioAmber社と提携し、海外事業展開に向けて、コハク酸と14ブタンジオールを原料とする生分解性プラスチック(GSPla®)の植物原料化にも取り組むことを明らかにしている。今回の提携により、その他の化学品についても植物原料化を進め、2025年に、既存の化石原料のうち20%について、植物原料化を目指す考えだ。

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