三菱マテリアルと電気化学工業は、三菱マテリアルが技術確立したカーボンナノファイバー(CNF)を含む、リチウムイオン二次電池用導電材料などの研究開発・販売について、共同で事業化の検討を進めていくと発表した。
CNFとは、カーボンナノチューブとも呼ばれる、直径が約10~20nm、長さが0.1~10μmの円筒形の炭素の結晶のこと。本事業では、三菱マテリアルの一酸化炭素ガス(COガス)を原料とするCNF合成基本技術と、電気化学工業の保有する電炉ガスを原料とする応用技術を融合して製造した、コスト競争力のあるCNFを使用する。