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IHIMU・東大 浮体式洋上風力発電向けの低動揺型の浮体を開発

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アイ・エイチ・アイマリンユナイテッド(IHIMU)は、東京大学との共同研究により、沖合での洋上風力発電に用いる低動揺洋上風力発電浮体を開発し、概念設計を完了したと発表した。

国内外では、温室効果ガス削減に向けて、洋上風力発電の大規模な導入が期待されている。今回開発した浮体は、これまでIHIMUとIHIが開発を進めてきた動揺低減技術「2点波なし形状(COB:ColumnOuterBelt)」などと、東京大学が保有する「動揺低減フィン」の技術と最先端のシミュレーション技術を融合することで、動揺低減を実現したもの。動揺低減技術の効果は、約1/50スケールでの水槽実験を実施し確認している。

今回の浮体は2.5MWクラスの発電装置を想定したものだが、さらに大型化される風力発電装置に合わせた対応もできるという。浮体式洋上風力発電の実現に向けて、引き続き研究開発、詳細な設計検討を進めていく考えだ。

開発品のその他の特長は以下の通り。浮体が水面に沈む深さ(喫水)を50m程度に抑えることで、垂直に設置した状態での建造・輸送を可能とするなど施工・メンテナンス性の向上と、設置可能海域の拡大を図った。また、大型化が進む風力発電装置を支え、風荷重による傾斜を最小限に抑えるための安定性を保持させた。これまでは、1年中波がある日本周辺海域での風力発電装置の設置や、メンテナンス作業の実施可能日数が課題となっていたが、今回開発した浮体では「COB」部に沖合で作業船と結合する機構を設けることで、実施可能日数の増加を可能とした。

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