> > 清水建設 水環境への負荷を低減する、気泡シールド工法用の起泡剤を開発

清水建設 水環境への負荷を低減する、気泡シールド工法用の起泡剤を開発

記事を保存

清水建設は、トンネルなどの掘削を行うシールド工事工法のひとつである気泡シールド工法において、環境負荷の低減を図るため、水生環境にやさしい特殊起泡剤「エコムース」を開発した。これにより、水生環境に対する負荷を従来品と比べて1/25程度にすることができるという。同社は、現在施工中のシールド現場に本製品を適用し、環境負荷の低減をはじめ、掘削土の流動性と止水性を高める効果を確認している。

気泡シールド工法とは、切羽(採掘場)やチャンバ(空洞)内に、特殊起泡剤の水溶液を発泡させたシェービングクリーム状の気泡を注入しながら掘進する工法のことを指す。気泡は掘削土の流動性と止水性を高め、掘削土の排出効率を向上させる効果がある。特殊起泡剤の成分は界面活性剤と水であるため、界面活性剤が含まれている掘削土が埋め立てに使用されると、水生環境に負荷がかかっていた。この負荷は、界面活性剤が土水中に生息する微生物により分解(生分解)されることで短期間で解消されるが、環境負荷のより小さい特殊起泡剤が求められていた。

本製品では、界面活性剤の中から水生環境負荷の小さいものを選別。医薬部外品原料規格品の陰イオン系界面活性剤と、食品添加物として使用される非イオン系界面活性剤の2種類の採用により、水生環境負荷の低減を実現した。また、陰イオン系と非イオン系の界面活性剤を混合すると泡の状態が従来の5倍強長く持つため、使用量は1/5程度で済む。

本製品の主成分は、陰イオン系界面活性剤が25%、非イオン系界面活性剤が3%、水が72%で溶液濃度は0.6%。従来品の主成分は、陰イオン系界面活性剤が35%、水が65%で、溶液濃度は3.0%だった。

関連カテゴリ

プレスリリースを受け付けております

環境ビジネスオンラインでは、皆様からの環境に関する情報をお待ちしています。

新製品・新サービス、研究内容、法令情報、イベント・セミナー、海外の環境ビジネス情報など、お気軽にお寄せ下さい。お送り頂いた内容を、編集部にて拝見いたします。

こちらから、必要事項をご記入ください

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.