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双日マリンアンドエンジニアリング バラスト水処理装置の販売を本格化

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双日の船舶事業子会社である双日マリンアンドエンジニアリングは、省エネ・省コストなバラスト水処理装置の販売を本格展開し、第一号として、2011年末に竣工予定の双日の自社船パナマックス型バルクキャリアー(貨物積載量83000dwt)に搭載する。同社が販売するのは、日本国内の販売代理店権を取得している米エコクロール社製の船舶用バラスト水処理装置「Ecochlor(エコクロール)BWTS」。船舶用バラスト水処理装置は、IMO(国際海事機関)の「バラスト水管理条約」が発効すると世界を航行する全船舶への搭載が義務付けられる予定のため、世界市場は2兆円規模にまで拡大すると予測されている。同社は、バラスト水処理装置の販売で、IMOの条約が発効して3年後には、年間200~300億円の売上を見込む。

「EcochlorBWTS」は、フィルターによる一次処理と、希硫酸と薬剤を混合して発生させた二酸化塩素の溶液による薬剤殺菌処理にてバラスト水を処理する。特徴として、バラスト水を船外に排出するとき中和剤の投入が不要で安全性が高く、薬剤処理方式により省電力でメンテナンス費が安いことがあげられる。また、原油タンカーや危険物を搭載するコンテナ船等の危険区画に搭載するための防爆仕様にも対応している。バラスト水の処理能力が250~10000m3/hのタイプまでをラインアップ。シンプルな構造のため、省スペース・短期間での設置が可能で、新造船から航船までの外航船に対応する。

「EcochlorBWTS」は、9月末にIMOの海洋環境保護委員会で最終承認を取得し、2011年1月に船上試験を終え、3月にはドイツ所轄官庁からIMO型式承認を取得する予定。また、IMO基準よりも厳しい米国のUSCG(米国沿岸警備隊)基準にも対応している。

※パナマックス型はパナマ運河を通れる最大サイズの船型で、バルクキャリアーは穀物、石炭、鉱石等を梱包せずに輸送するばら積み貨物船のことをいう。

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