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日立プラントテクノロジー 生物処理法の1,4-ジオキサン処理装置を開発

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14-ジオキサン処理システム日立プラントテクノロジーは、大阪大学と共同で、微生物を使って、排水中の14-ジオキサンを高効率に処理をする「14-ジオキサン処理システム」を開発し、本年末より販売を開始すると発表した。生物処理法による「14-ジオキサン処理システム」の製品化は業界で初めて。

今回開発したのは、新種の微生物である「14-ジオキサン分解菌」を、高分子ポリマーで成形した約3mm角の担体(微生物を保持するための材料)の中に封じ込めることで、高濃度に微生物が増殖しやすい環境を作り、14-ジオキサンを処理するシステム。従来方式である促進酸化法では、オゾン発生器や紫外線照射装置等が高価で、運転に膨大な電力が必要だった。新システムによる生物処理法では、大半の14-ジオキサンを処理できるため、促進酸化処理装置を1/10以下に小型化できる。これにより、従来方式に比べて、約40%のイニシャルコスト、約55%のランニングコスト、年間約900トンのCO2排出量を低減することができるという。同社では、14-ジオキサンを使用する化学工業や化学繊維工業などの排水処理向けとして拡販する考えで、2012年度の売上高として20億円を見込む。

14-ジオキサンは、工業用薬剤のほか、洗剤・化粧品等の家庭用品に至るまで幅広い製品に用いられており、各種工場排水や廃棄物処分場の埋立地浸出水などから検出事例が報告されている。難分解性で水への溶解度が高いという特性を持ち、発がん性など健康被害の可能性が指摘され、2011年度には水質汚濁防止法で、新たな有害物質として規制対象となる見通しだ。

14-ジオキサンを除去する従来の促進酸化法では、オゾンや過酸化水素などの酸化剤と紫外線を組み合わせて、活性酸素の一種で最も強力なヒドロキシルラジカルを発生させて処理をしていた。新種の「14-ジオキサン分解菌」は、大阪大学が独自の手法で多数のサンプリングの中から集積培養・単離したもので、これまでの「14-ジオキサン分解菌」に比べて10倍以上の分解速度を有する。

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