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JLEDS LED照明飛躍に向け「JLEDSシンポジウム2010」を開催

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JLEDSシンポジウム2010LED照明の最新技術や市場動向について、有識者やメーカー技術者らが論ずる「JLEDSシンポジウム2010」が9月7日、東京で開催された。主催するNPO法人LED照明推進協議会(JLEDS)は、2010年度から10年間を「LED照明普及に向けた飛躍の10年」と位置づけている。会場内では、普及啓蒙に焦点を当てたさまざまな知見が提供され、専門家による積極的な議論が展開された。

まず始めに行われた基調講演では、経済産業省商務情報政策局情報通信機器課の吉本豊・課長が登壇。現在推進中のLED照明関連施策に触れ、エコポイントによる優遇措置や、基盤までさかのぼった技術改革、戦略的な国際標準化が不可欠であると述べた。また、アジア勢の激しい追い上げへの対応策としては、「日本が大規模な投資を思い切って進める時期に来ている」とし、国内市場や雇用を守る政策支援を進めていくと締めくくった。

続けて、月尾嘉男・東京大学名誉教授が、「環境問題の解決に貢献するLED照明技術」をテーマにスピーチ。地球環境問題の解決には資源消費の抑制を行っていく必要があり、LED照明技術はその中の重要な要素のひとつであると語った。

野村総合研究所前原孝章さらに、テーマ講演では、「LED照明市場動向と今後の課題」と題して、野村総合研究所情報・通信コンサルティング部の前原孝章・主任コンサルタントが発表。今後、LED照明は年率10%ベースの価格下落が起こり、年間12~13lm/W程度の改善が進むだろうとの見通しを示した。さらに、1万人消費者アンケート結果をもとに、生活の基本インフラとして、一層の信頼性・安全性が必要なことや、これからは、単なる照明器具としてではなく、照明ソリューションとして売り込む姿勢が必要であるとアドバイスした。

シリウスライティングオフィス戸恒浩人2つ目のテーマ講演者は、東京スカイツリーのライティングデザインを担当するシリウスライティングオフィスの戸恒浩人・代表取締役。同プロジェクトでは、江戸の気分や感性を表現しつつ、省エネと美しさを両立させるデザインに挑んだと説明。デジタル制御による繊細な色と明るさのコントロールが可能なのはLEDならではと、照明の魅力についてじっくり語った。

後半のパネルディスカッションでは、エンドユーザーやメーカーサイド、デザイナーといった多様な視点からLED照明の現状と普及に向けた課題点について議論された。パネリストの一人、清水建設建築事業本部設備・BLC本部の宮崎裕雄・常務執行役員は、建設中の新社屋ビルを例に挙げて、「高効率蛍光灯をLED照明に代えるだけでは省エネに結びつかない。特性を理解した製品開発やワークスタイルの変更も視野に入れることが重要になる」と提案した。インテリア&家電コーディネーターの戸井田園子氏は、情報不足により消費者の購買意欲が働かないことに言及し、積極的な普及啓蒙の必要性をアピール。 

シンポジウムは最後に、「市場拡大に向けては、メーカーだけではなく、他分野とのコラボレーションが欠かせなくなるだろう」と締めくくられた。 

会場内では展示会も同時開催。日本を代表するメーカーら約30社が参加出展した。LEDに関する最新技術が集結し、あちこちのブースで活発なやりとりが交わされていた。

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