アイサプライ 英国が2010年の太陽光発電システム設置増加率で世界1位

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アイサプライは、太陽光発電システムの設置増加率について、世界市場を調査した。同社によると、イギリスが2010年で最も成長率の高い市場になるという。同国における今年の太陽光発電システムの新規設置は96MWで、2009年の6MWに比べて16倍と大幅に増加。なお、2位のスペインは、成長率が約8.3倍との予測だ。アイサプライでは、イギリスの太陽光発電システムの新規設置容量は、2012年には214MW、2014年には501MWに達すると試算し、毎年50%程度の増加率を維持すると見ている。

イギリスで新規設置が急増した要因としては、政府によるFIT(電力の買取制度)の効果が大きいと考えられる。FITは、太陽光発電システムによる発電エネルギーを電力会社が買い取り、太陽エネルギーの使用を促進する制度。同国では、CO2排出量削減を目指し、住宅向けなど、小規模・分散型の太陽光発電システム設置を推進しており、市場平均を上回るFITレートを採用している。自家消費分については1kWhにつき0.36ポンド(約48円/2010年8月16日現在)、余剰電力を電力会社に売電すると1kWhにつき0.39ポンド(約52円)の報奨金を受け取ることができる。

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