東洋紡 逆浸透膜が海水淡水化用で全国初の「バイオマスマーク」を取得

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東洋紡の逆浸透膜が、海水淡水化用逆浸透膜では全国で初めて、生物由来の資源(バイオマス)を活用した環境商品を認定する「バイオマスマーク」を取得した。「バイオマスマーク」の取得は、同社としても初となる。

同社の逆浸透膜は、素材として、植物の細胞を構成するセルロースからなる三酢酸セルロースを使用している。三酢酸セルロースは、微生物の増殖を抑制するための塩素殺菌に対して、優れた耐久性を持つ。この逆浸透膜を使った海水淡水化装置は、塩素殺菌により、微生物が発生しやすい環境にある中東地域の周辺においても高い水回収率を維持し、効率よく海水を淡水に変えることができる。そうした性能が評価され、中東湾岸諸国での同社の逆浸透膜のシェアは5割を占める。人口増加や急激な経済成長により、新興国を中心として世界的に水需要が拡大しており、同社は海水淡水化技術を活用した水ビジネスを強化している。

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