三菱電機 米国で上下水道の水処理施設用オゾンシステムを3件受注

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三菱電機は、米国で上水道・下水道等の水処理施設に使用する「オゾンシステム」を3件受注した。周辺工事を含め、受注総額は約8億円。北米では、近年上下水道を中心に、オゾン(O3)を用いた水処理技術の利用が広がっており、オゾン市場の規模は年間100億円といわれている。同社は、今回の受注を足がかりに、北米市場での販売を強化していく考えだ。

上下水道では、異物の除去をはじめ、殺菌、有機物除去、脱臭、脱色などの水質改善処理が行われる。オゾンシステムは、殺菌力や酸化力に優れ、脱臭・脱色効果を持つオゾンを利用した水処理システムで、処理後は分解されて無害な酸素に戻るため、水質改善効果が高く、環境負荷が少ない水処理技術として注目されている。同社は、1968年に、放電技術を応用してオゾンを発生させる水処理システム「オゾナイザ」を発売し、国内では1600台以上を納入している。北米市場へは2004年に参入し、これまでに19件の受注実績がある。

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