日産など、神奈川県横浜市で「EVタクシーシェアのりば」の実証実験を開始

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日産自動車などは「かながわEVタクシープロジェクト」と「ヨコハマ モビリティ プロジェクト ゼロ(YMPZ)」のジョイント活動として、環境やひとにやさしいEVタクシーの普及を目的に「EVタクシーシェアのりば」の実証実験を開始する。

同実験は、EVタクシーシェアのりばでEVタクシーを利用した乗客からのアンケート及び乗務データよりその有効性を検証するもの。実施場所は、横浜市の済生会横浜市東部病院。実施期間は、4月18日から7月20日まで。実施時間帯は、祝日を除く平日午前8時から午後6時まで。参加EV台数は、日野交通4台、東宝タクシー2台の計6台。

EVタクシーは、走行中の排出ガスゼロ、また低騒音、低振動、低重心による快適な乗り心地、優れたランニングコストなどの特長がある反面、航続距離、充電時間などにより、従来のタクシーに比べて、営業機会の面で不利という問題がある。この問題を解決するために、乗車機会の増大が見込めるEVタクシーシェアのりばの設置による実証実験に取り組むことになった。

EVタクシーシェアのりばは、EVタクシー専用の待機所を設けて、既存のタクシーのりばをEVタクシーと通常のタクシーが交互に利用(シェア)するもので、EVタクシーの専用のりばを設置するスペースがない場合やEVタクシーの台数が少ない場合にも設置が可能。

実証実験検討会メンバーは、神奈川県、横浜市、神奈川県タクシー協会(日野交通、東宝タクシー)、済生会横浜市東部病院、日産。オブザーバーとして、国土交通省関東運輸局、神奈川タクシーセンターが加わる。

なお、かながわEVタクシープロジェクトは、神奈川県、日産などが協力し、EV普及のため、100台のEVタクシーの導入を目指す事業。ヨコハマ モビリティ プロジェクト ゼロは、横浜市と日産を中心に、低炭素都市を目指した次世代交通の実現に向けて、EVエコ運転の普及をはじめとした総合的な自動車交通施策を行う5年間のプロジェクト。

参考:神奈川県 - かながわEVタクシープロジェクト

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