鹿島、「スマート電力マネジメントシステム」を試験運用 ピーク電力を-20%

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鹿島は、電力のピークをビル側で自動的に制御して、ピーク時電力の20%以上の節電を実現する「鹿島スマート電力マネジメントシステム」を開発し、東京にある同社所有の鹿島赤坂別館で運用を開始した。需要家側における電力ピーク時の全自動節電制御を、既存の建物に導入したのは国内初。

東日本大震災以降、ピーク電力の需要抑制が行われ、使用電力を合理的に抑制する「デマンドレスポンス技術(需要応答技術)」を適用したシステムが求められている。そこで同社は、これまで培ってきた様々な省エネ技術と、昨年夏以降の節電で実施した節電エンジニアリングを一体化し、デマンドレスポンスを自動制御する装置として「鹿島スマート電力マネジメントシステム」を開発した。

デマンドレスポンスは、電力網における、特にピーク時の需要に応答して、需要家が電力消費を低減したり、他の需要家に余剰電力を供給したりする仕組み。将来、電力会社が電力需要に応じた柔軟な料金制度を導入した場合、需要家は需要の調整により料金メリットを受けることが可能となる。

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