NEDO、太陽光発電量を推定できる日射量データベースをリニューアル

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NEDOは、ホームページで公開している「日射量データベース」を3月30日付でリニューアルした。今回のリニューアルでは、日射量のデータを最新のものに更新し、日本各地の太陽光発電量をより正確・容易に推定することを可能にするとともに、操作性や利便性を向上させた。

このデータベースでは、日本の800以上の地点における任意の角度、方位での月別、時間別の日射量を把握することができるもので、(1)太陽光発電システムの設置・施工事業者がパネルを取り付ける場合の発電量を推定するためのツール、(2)学生などが自分の住む場所や日本全体の日射量を学習する手段、などに活用されている。

今回のリニューアルでは、データベースの統計期間を、年間月別日射量データベース(MONSOLA-11)は「1961年~1990年」から「1981年~2009年」へ、年間時別日射量データベース(METPV-11)は「1990年~2003年」から「1990年~2009年」へ更新した。これにより、最近の気候を反映したより実態に即した発電量を推定することができるようになった。

また、これまで、年間月別日射量データベースと年間時別日射量データベースは全く別のデータベースとなっていたが、より操作・利用しやすいように表示方法を変更し、どちらかのデータベースで地点、方位、傾斜角等を選択すれば、そのままもう一方のデータベースでも同地点、同条件の日射量データを容易に表示することを可能とした。

さらに、これまではデータベースを利用するためには一旦ダウンロードする必要があったが、インターネット上で直接データベースを操作することが可能な機能を追加した。加えて、データ収録地点数を増やし、よりきめ細かい地点の表示ができるようにした。具体的には、年間月別日射量データベースは801地点から837地点に、年間時別日射量データベースは836地点から837地点になった。

参考:NEDO - 日射量データベース

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