JR東日本、鉄道電力システムへ回生電力や太陽光発電電力を利用

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JR東日本は、電車が停止するときに発生する回生電力と、鉄道関連用地に多くの導入可能性がある太陽光発電電力を有効利用するために、鉄道電力システムへのスマートグリッド技術の適用の取り組みを開始すると発表した。

スマートグリッド技術とは、ICT技術と電力機器技術を組み合わせ、使いきれない電気を貯めたり、別の場所へ送ったりすることで、エネルギーの一層の効率的・効果的な利用を実現する技術のことをいう。同社では、これまで、自営発電所等の設備更新や蓄電池駆動電車の試験など、エネルギー分野の新技術導入に取り組んできた。その一環として、エネルギー利用の一層の効率化を目指し、回生電力や太陽光発電の電力を、「貯めて使う」、「遠くで使う」ための「スマートグリッド技術」を適用する検討を進めてきたが、今回、5月に青梅線での電力貯蔵システムの基礎的な試験に着手するのを皮切りに、5月以降、フィールドでの試験や実用化を順次進めていく。鉄道電力システムへ「スマートグリッド技術」の適用する最初の取り組みとなる。

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