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三菱重工、世界最大級のCO2回収装置の技術評価プログラムを計画

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三菱重工業は、ノルウェー国営のガスノバ社から、同社および同国の石油・ガス会社であるスタトイル社が進めている世界最大級のCO2回収装置に関する技術評価プログラム(TQP)の初期計画を受注した。

これは、同国西海岸のモングスタッドにある出力約28万kWの天然ガス焚き複合火力発電設備(CHP)への設置が計画されているもので、回収能力は3,400トン/日規模。三菱重工は他の初期計画選定企業と回収技術、性能、建設・運営コストを競い、同工事の受注を目指す。

今回のCO2回収プロジェクトは、スタトイル社が運営するモングスタッド製油所にあるCHPが出す天然ガス焚き排ガスから、CO2を分離・回収・圧縮・貯留する計画で、三菱重工を含め複数企業が参加。各社はTQPを通じて事業可能性調査および実証試験計画立案を行い、2012年の実証試験実施を目指す。この結果を踏まえ、技術選定に選ばれた数社は基本設計(FEED)に移行する計画。プロジェクトを通じて、ガスノバ社およびスタトイル社は2016年頃を予定する商用機工事の最終決定に向けた準備を進める。

三菱重工のCO2回収技術は、関西電力と共同開発した特殊な吸収液KS-1を用いるKM CDR Processと呼ばれるプロセスで、他の方式に比べエネルギー消費量が大幅に少ないのが特長。優れたパフォーマンスが高く評価され、天然ガス焚き設備や重油焚き設備からのCO2回収で、すでに商用プラント9基を納入、1基を建設中で、業界トップクラスの実績を誇る。

ノルウェー向けでは、同国南西沿岸のカルストに立地する回収能力3,000トン/日規模のGTCC発電設備用CO2回収装置のFEEDを2009年に完了。大型回収装置にも即座に対応できる体制を整えている。

今後は、環境意識の高いノルウェーでのCCS関連プロジェクト参画により、CO2回収技術および回収装置の大型化対応についての信頼性を確立。CCS分野におけるさらなる事業拡大を進め、温室効果ガスの削減に貢献していきたい考えだ。

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