帝人、米GMと自動車向け炭素繊維製品を共同開発
帝人は、ゼネラルモーターズ(GM)と、量産型自動車向けに熱可塑性樹脂を使用した炭素繊維複合材料(CFRP)製品を共同開発すると発表した。両社は、帝人の技術を活用し、今後GMが世界で市場展開する乗用車、トラック、クロスオーバーなどの量産車に向けて共同で、熱可塑性CFRPの製品開発を行うことで合意し、契約を締結した。量産型自動車への熱可塑性CFRP量産技術の導入は、世界で初めてとなる。
今回、帝人が世界に先駆けて開発した、熱可塑性CFRPを1分以内で成形する量産技術を活用する。炭素繊維は、通常の鉄に比べて10倍の強度と4分の1の軽さを有するため、熱可塑性CFRPが車両の部品に使用されることで、車両の軽量化や燃費効率の向上、従来型の車両と同等の安全性が期待されている。
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