環境省は「水質汚濁防止法施行令の一部を改正する政令案」について、広く国民の意見を聞くため、8月10日から9月10日までの間、パブリックコメントを実施している。これは、今年5月、利根川の浄水場で水道水質基準を上回るホルムアルデヒドが検出され、1都4県の浄水場において取水停止が生じるとともに、千葉県内5市において断水又は減水が発生する取水障害に関連したもの。
事件後の調査により、埼玉県に所在する事業者が、高濃度のヘキサメチレンテトラミンを含む廃液の処理を、高崎市内の事業者に委託し、当該受託事業者は、ヘキサメチレンテトラミンを含む廃液を受け入れ、中和処理を行い、処理水を新柳瀬橋上流で烏川に合流する排水路に放流したことがわかった。