> > クラウドを利用した「廃棄物統合管理システム」 災害廃棄物処理業務を省力化

クラウドを利用した「廃棄物統合管理システム」 災害廃棄物処理業務を省力化

記事を保存

奥村組と伊藤忠テクノソリューションズは、クラウドサービスを利用した「廃棄物統合管理システム」を共同開発し、岩手県山田地区の災害廃棄物処理業務で運用を開始した。同システムは、全てのダンプトラックの運行状況から廃棄物の種類、重量等に至るまで情報を一元的に収集・管理できるもので、これにより日々の業務管理の省力化を実現した。

東日本大震災に伴い発生したがれきなどの廃棄物は、現在もそれぞれの地区内で数ヵ所に分けて集積されており、処理業務を進めるにあたっては、それらを一旦、処理ヤードに運搬し、土砂、木材、コンクリートガラ、金属など十数種類に選別・破砕したうえで、指定された処分場へ搬出するのが一般的となっている。このようなことから、多くの人員、各処理工程や全体の進捗状況等をいかに効率的に管理するかという課題があった。このような状況に対して開発されたのが、今回の廃棄物統合管理システム。

廃棄物統合管理システムの概要と特長は、以下の通り。
(1)廃棄物の運搬・処理管理
十数種類に選別された廃棄物を各種受け入れ先へ効率的に搬出するため、ダンプトラックの積荷の種類・重量、搬出元・受け入れ先などの情報を記録したQRコードを作成し、それを処理ヤードの入退場時にリーダーに読み取らせることによりデータを自動的に収集、種別ごとの処理量を管理。さらに、電子マニフェストと連携させることで、受け入れ先での処分も確認している。

(2)ダンプトラックの運行管理
各地区において廃棄物処理が本格化する中、ダンプトラックの往来による交通渋滞をはじめとする周辺環境への影響を低減させることが求められており、車輌にGPS機能付きの情報端末を搭載し、走行位置、速度などの情報を収集、交通状況に応じた運行管理を適宜行うことで、緩和を図っている。

これらの情報を一元管理し、廃棄物処理の進捗状況等を専用ポータルサイトでタイムリーかつビジュアルに確認表示できるようにしたことで、現場管理の省力化のみならず、発注者との情報共有も深化させている。

関連セミナー・イベント情報

関連カテゴリ

プレスリリースを受け付けております

環境ビジネスオンラインでは、皆様からの環境に関する情報をお待ちしています。

新製品・新サービス、研究内容、法令情報、イベント・セミナー、海外の環境ビジネス情報など、お気軽にお寄せ下さい。お送り頂いた内容を、編集部にて拝見いたします。

こちらから、必要事項をご記入ください

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.