クラウドを利用した「廃棄物統合管理システム」 災害廃棄物処理業務を省力化

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奥村組と伊藤忠テクノソリューションズは、クラウドサービスを利用した「廃棄物統合管理システム」を共同開発し、岩手県山田地区の災害廃棄物処理業務で運用を開始した。同システムは、全てのダンプトラックの運行状況から廃棄物の種類、重量等に至るまで情報を一元的に収集・管理できるもので、これにより日々の業務管理の省力化を実現した。

東日本大震災に伴い発生したがれきなどの廃棄物は、現在もそれぞれの地区内で数ヵ所に分けて集積されており、処理業務を進めるにあたっては、それらを一旦、処理ヤードに運搬し、土砂、木材、コンクリートガラ、金属など十数種類に選別・破砕したうえで、指定された処分場へ搬出するのが一般的となっている。このようなことから、多くの人員、各処理工程や全体の進捗状況等をいかに効率的に管理するかという課題があった。このような状況に対して開発されたのが、今回の廃棄物統合管理システム。

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