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早稲田大学・東京ガスなど、「天然ガス自動車の普及戦略研究会」を発足

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早稲田大学・東京ガスなど、「天然ガス自動車の普及戦略研究会」を発足

早稲田大学マーケティング・コミュニケーション研究所は、東京ガス、大阪ガス、東邦ガス、西部ガスなど、ガス事業者5社とともに、「天然ガス自動車の普及戦略研究会」を発足する。第1回の研究会は9月5日に行い、第2回以降の研究会も継続的に開催していく予定。

日本では環境にやさしい自動車として、ハイブリッド車や電気自動車が注目を集めているが、天然ガス自動車の普及率はまだ低い。世界の動向をみると、2000年以降、天然ガス自動車は急増し、2011年度末には1,400万台を突破しているが、日本では約4万台の普及にとどまっている。世界と日本では、天然ガス自動車の普及割合に20倍以上の開きがある。また、日本では、東日本大震災時に、東北地方を中心に石油系燃料が逼迫したことから、運輸部門の燃料の多様化の観点からも天然ガス自動車の普及の意義が大きくなっている。

そこで、同研究会では、日本における天然ガス自動車の認知度向上及び普及拡大を目指し、天然ガス自動車の訴求方法について、マーケティングの視点から産学連携で検討を行なっていく。また普及が急速に進む諸国の先進的な事例を調査、分析することにより、天然ガス自動車が有する可能性や、国内での普及に向けての方策などを明らかにし、国、行政等への政策提案へつなげることを目指す。

天然ガス自動車は、地下に存在する天然ガスを燃料とする自動車。黒煙の排出や排気臭が少なくエンジン音が静かという特長を有し、石油燃料にかわる代替エネルギー車(非石油燃料車)や低公害車として、世界で普及が進んでいる。例えば、ロサンゼルス市の公共交通機関を運営するLAメトロでは、2010年までに同社が保有する約2,200台全てのバスを天然ガス自動車化し、同市が長らく抱えていた光化学スモッグ問題の改善に寄与している。

天然ガスは自動車燃料として、安定供給の面からも期待が高まっている。現在、中東以外の各国にも、砂岩に含まれる在来型とは異なる、泥岩に含まれる非在来型天然ガスのシェールガスの埋蔵が確認されており、調達国の多様化により供給の安定性が高まるとみられている。同研究会では、世界における天然ガス自動車の急速な普及は、こうした動きを受けたもので、他の自動車燃料に対する優位性を証明しているとしている。

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