東京都は、大規模事業所に対する「温室効果ガス排出総量削減義務」と「排出量取引制度」について、平成24年度に提出された計画書(平成23年度実績)を集計し、削減実績の速報値をまとめて発表した。
934事業所の速報値によると、大規模事業所の平成23年度の排出量は722万トンで、基準排出量938万トンと比べて約23%の削減。平成22年度は、基準排出量比約13%の削減だったため、平成23年度は前年度と比べさらに10ポイント削減したことになる。このような大幅な削減が実現したのは、対象事業所で震災後の節電取組が進んだことと、震災前から本制度に対応するため取組体制等が整っていたことによると考えられる。