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神奈川県、交通部門からの排ガス削減目標・計画を策定 運行規制、車種規制など

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神奈川県は、「自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の削減等に関する特別措置法」(自動車NOx・PM法)に基づき、「神奈川県自動車排出窒素酸化物及び粒子状物質総量削減計画」を策定したと発表した。

本計画は、平成23年3月に国が定めた「総量削減基本方針」を受け、平成32年度を目標年度(平成27年度を中間目標年度)とした新たに定めた。今後は、この計画に基づき、国、県、市町村、県警、道路管理者、関係団体、荷主、発注者、運送事業者等が連携して各種施策に取り組んでいくとしている。

本計画の概要は以下の通り。

対象地域は、自動車NOx・PM法に定める対策地域を含めた県内全域。目標として、平成27年度までに、すべての常時監視測定局において二酸化窒素及び浮遊粒子状物質に係る大気環境基準を達成する。さらに、平成32年度までに、県内全域における大気環境基準を確保。

目標の達成のため、県内における窒素酸化物の総排出量を、平成21年度の62,000トンから、平成27年度に53,700トン、平成32年度に48,300トンまで削減することを目途とする。そのために、自動車から排出される窒素酸化物の量を、平成21年度の19,900トンから、平成27年度に14,500トン、平成32年度に10,800トンまで削減する。

また、目標の達成のため、県内における粒子状物質の総排出量を、平成21年度の3,310トンから、平成27年度に3,010トン、平成32年度に2,830トンまで削減することを目途とする。そのために、自動車から排出される粒子状物質の量を、平成21年度の930トンから、平成27年度に760トン、平成32年度に640トンまで削減する。

自動車排出窒素酸化物及び粒子状物質の削減目標

主な施策として、下記の4点をあげる。

  1. ディーゼル車運行規制など自動車から排出される窒素酸化物等を抑制する取組
  2. 低公害車の普及促進、エコドライブの普及推進など環境に配慮した自動車の使用を普及する取組
  3. 物流効率の向上、道路整備など自動車の流れを改善する取組
  4. 二酸化窒素高濃度情報の発信、運送事業者等に対する低公害車の使用等の要請など川崎市臨海部における重点的な取組(局地汚染対策)

本計画では、毎年、施策の進捗状況を評価し、その結果を公表するとともに、中間目標年度である平成27年度における大気環境の状況を評価し、必要に応じて計画の見直す。

同県では、これまでは、平成15年7月に策定した前計画に基づき、平成22年度を目標年度として、すべての常時監視測定局における二酸化窒素(NO2)及び浮遊粒子状物質(SPM)に係る環境基準の達成を目指してきた。また、「神奈川県生活環境の保全等に関する条例」に基づくディーゼル車運行規制等により、自動車排出ガス対策を推進してきた。

その結果、平成23年度には二酸化窒素については常時監視測定局92局中91局で環境基準を達成し、浮遊粒子状物質についてはすべての常時監視測定局で環境基準を達成した。しかし、継続的・安定的に達成しているとは言いがたい状況であるため、国の「総量削減基本方針」を踏まえ、今回の計画策定となった。なお、二酸化窒素の環境基準を非達成の1局は、川崎市川崎区の池上新田公園前測定局で、これまでに一度も環境基準を達成していない。

【参考】
神奈川県 - 神奈川県自動車排出窒素酸化物及び粒子状物質総量削減計画の策定について

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