藻類が作るバイオプラスチックの収量が約2.5倍! 理研が増産に成功

  • 印刷
  • 共有
※画像はイメージです
※画像はイメージです

理化学研究所などは、代謝経路を制御することで光合成微生物のラン藻が作るバイオプラスチックの増産に成功したと発表した。転写制御因子SigEによって、バイオプラスチックの収量を約2.5倍に増加させることを見出した。今後、さらなる増産の実現によりカーボンニュートラルな社会の構築に貢献することが期待される。

ラン藻は光と二酸化炭素だけを材料に、代表的なバイオプラスチックであるポリヒドロキシアルカン酸(PHA)の一種であるポリヒドロキシ酪酸(PHB)を生産する光合成微生物として知られている。しかし、その収量は現在生産に利用されているほかの微生物に比べて1桁以上低く、増産の鍵となるラン藻のPHB合成遺伝子の転写制御機構は多くが謎に包まれており、その解明が望まれていた。

続きは無料の会員登録(必須情報入力)完了後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事