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JIS規格が制定・改正 産業用モーターの省エネ、生コンのリサイクルを促進

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経済産業省は、汎用的モータである定格電圧600V以下の低圧モータを対象に、エネルギー消費効率以外の諸特性の性能、構造、試験方法等を規定したJISを制定した。また、セメント、砂・砂利等を配合して製造される建設資材「生コン」について、回収された骨材を再利用するためのJISを改正した。

同省は、20日、日本工業規格(JIS規格)について、3月分では、110件の制定・改正を行ったと発表した。なかでも、「低圧トップランナーモータ」と「レディミクストコンクリート(生コン)」の2項目に係るJIS規格の制定・改正は、特に重要だと説明している。その概要は以下の通り。

「低圧トップランナーモータ」のJISを制定(JIS C 4213)

三相誘導電動機(産業用モータ)はポンプ、圧縮機、送風機など多様な用途で幅広く利用されており、そのエネルギー効率の改善は大きな省エネルギーにつながる。この産業用モータは、昨年11月に、「エネルギーの使用の合理化に関する法律」(省エネ法)のトップランナー制度の対象機器となり、「エネルギー消費効率に関する目標基準値」(省エネ基準)が設定されている。

これを受けて、この度、当該省エネ基準を満たすトップランナーモータを実際に製品開発、製造・販売等していく上で必要となる、エネルギー消費効率以外の諸特性の性能、構造、試験方法等を規定したJISを制定した。具体的には、汎用的モータである定格電圧600V以下の低圧モータを対象とし、エネルギー効率基準値については省エネ基準を採用している。

本規格の制定によりトップランナーモータに対する要求事項が明確になることで、製品開発が促進され、トップランナーモータの普及拡大、日本の産業の省エネルギーの推進につながることが期待される。

「レディミクストコンクリート(生コン)」のJISを改正

レディーミクストコンクリートは、工場でセメント、骨材(砂・砂利)、水などを配合して製造し、打設現場まで配達される建設基礎資材。今回、環境負荷の低減や循環型社会の形成の観点から、廃棄物の削減を図るため、レディーミクストコンクリート(生コン)に関するJISを改正した。

今回の改正では、回収骨材の取扱いに関する規定をJIS A5308に追加した。回収骨材の有効利用に関して、戻りコンクリート等から回収した粗骨材及び細骨材を、それぞれ回収粗骨材及び回収細骨材と定義し、未使用の新骨材とに含まれる質量割合5%以下又は20%以下(定められた条件による)で使用することができるようにした。

具体的には、回収された骨材を再利用するため、レディーミクストコンクリートにおける回収骨材の質量割合を定めるとともに、再使用できる回収骨材等に関する取り決めを定めた。また、レディーミクストコンクリートの製造過程で排出される水の有効利用の方法等に関する取決めを定めた。今回の改正により、環境により優しい規格となり、廃棄物の低減、循環資材の利用拡大が期待される。

日本工業規格(JIS規格の制定・改正について

日本工業規格(JIS)とは、鉱工業品の品質の改善、性能・安全性の向上、生産効率の増進等のため、工業標準化法に基づき制定されるわが国の国家規格。経済産業省は、技術の進歩や、安全性向上等必要に応じて、JIS規格を制定・改正している。

【参考】
経済産業省 - 日本工業規格(JIS規格)を制定・改正しました(平成26年3月分)

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