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近大とイオン 循環型農業、バイオコークス利用などで共同研究開始

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近大とイオン 循環型農業、バイオコークス利用などで共同研究開始

近畿大学(大阪府)とイオンの連結子会社で直営農場の運営管理を担うイオンアグリ創造(千葉県)は、産学連携包括協定を締結したことを発表した。北海道恵庭市にある近畿大学バイオコークス研究所が所有する農地において、共同で循環型農業の研究、バイオコークスを利用したハウス加温栽培の研究及び就農人材の育成に取り組む。

両者は、循環型農業を研究・実践することで、持続可能な農業を確立し、地域における農業振興、雇用促進、野菜の低価格化と安定供給につなげるとともに、バイオコークスのコスト面でのメリット、CO2削減の具体的なメリットを検証し、バイオコークスの普及拡大を目指す。

具体的には、循環型農業の確立に向け、同農場で発生した有機性残渣(バイオマス:生ゴミ、畜糞、下水汚泥等)の活用について産学連携で研究・実践する。また、バイオコークスを燃料に用いたハウス加温栽培について、同農地でトマトの栽培を通じた実証実験を9月より行う。さらに、イオンアグリ創造の社員及び地域の新規就農希望者の農場実習や作物栽培に関する研修共同で実施する。

今後は、同研究所が所有する農地で栽培された野菜をイオン店舗で試験販売し、市場調査研究を実施。また、近畿大学附属農場(和歌山県有田郡)においては、近畿大学農学部等との共同研究を行う。さらに、イオン店舗で発生した食品残渣を原料とするバイオコークスを製造し、イオン直営農場で冬季間にハウスの暖房の燃料として利用した野菜栽培を行い、環境への配慮と低コストな野菜栽培の両立を実現する。

近畿大学バイオコークス研究所では、バイオコークスや循環型農業に関する研究を行っている。循環型農業に関しては、有機性残渣を好気性微生物で醗酵、堆肥化する技術の確立と、その堆肥を用いた、減化学肥料、減農薬による作物栽培を研究している。これらの技術確立には数多くの実証実験データが必要であり、実験規模の拡大や多様化が必要となっていた。

イオンアグリ直営農場

イオンアグリ直営農場

一方、イオンアグリ創造は、生産性の高い大規模農業のビジネスモデルの確立を目指している。ただ、低コストでハウス栽培を行い冬場も安定的に野菜を供給することや、2015年度末に直営農場を現在の約2倍の面積にあたる500haに拡大するにあたり、従業員の作物栽培技術の向上が喫緊の課題となっていた。

【参考】
近畿大学 - 近畿大学とイオンアグリ創造株式会社の産学連携包括協定の締結について(2014/05/20)

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