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関空、水素エネルギーの大規模導入プロジェクトを開始 空港では国内初

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関空、水素エネルギーの大規模導入プロジェクトを開始 空港では国内初

関西国際空港は、世界最大級・アジア初となる水素グリッドエアポートの実現に向けて、国内初となる空港施設への大規模な水素エネルギーの導入の実証事業をスタートする。

同社は、20日、環境先進空港の実現を目指す「スマート愛ランド構想」の柱の一つである「水素グリッドプロジェクト」について、国の支援や国際戦略総合特区制度を活用し、関係者連携のもと、本格的に事業を開始すると発表した。本事業をモデルケースとして、水素関連産業の世界市場の獲得につなげることも狙いとしている。

今後3年間にわたり、関西国際空港において、貨物上屋への燃料電池フォークリフトの導入や、水素供給施設などのインフラ整備を進めることで、空港内コミュニティーにおける水素エネルギー活用のモデルの構築を目指す。

2016年以降は、水素ステーションを整備し、大阪国際空港とを結ぶ燃料電池バスを導入する予定。将来的には、太陽光と風力を活用した水素発電システムについて検討し、クリーンエネルギーを活用した防災対策へ展開することで、エネルギーセキュリティー面の強化を図っていく計画だ。

具体的には、現在、トヨタ自動車及び豊田自動織機が開発を進めている燃料電池フォークリフトについて、同空港の貨物上屋への積極導入を図るとともに、岩谷産業がこれに必要な水素供給施設などの水素インフラの開発整備を行う。加えて、2期ターミナル地区付近において、今後の燃料電池自動車の普及を視野に本格的な水素ステーションの整備を進めていく。

今後これに加え、2期ターミナル地区での水素エネルギーの供給検討や、空港島のエネルギーマネジメントシステムの構築など、水素エネルギーの空港への一層の導入に向けた取り組みを着実に進めていく。

トヨタ自動車、岩谷産業及び豊田自動織機の3社は本格的な水素エネルギー社会の到来を見据え、究極のクリーンエネルギーである水素エネルギーの実用化を目指し、関西国際空港における水素サプライチェーンをモデルケースとして水素エネルギーの普及を進めていく。

「水素グリッドプロジェクト」の概要等は以下の通り。

当面の計画

  • 2014~2015年度
    燃料電池フォークリフト(2台)を導入。小規模な水素供給設備を整備。クリーンな作業環境が求められる医薬品専用共同定温庫(KIX-Medica)や貨物上屋等で実証事業を展開。本格的な液化水素ステーションを整備。
  • ~2016年度
    液体水素貯蔵施設と高圧水素配管、貨物上屋内に水素供給設備(ディスペンサー)を整備し、燃料電池フォークリフトの本格的な導入開始。順次導入を進めていく。
  • 本事業に対する国の支援、特区の活用

    • 環境省
      燃料電池フォークリフトの開発及び水素インフラの構築に対する支援(「CO2 排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」を活用
    • 経済産業省
      水素ステーション整備に対する支援(「水素供給設備整備事業補助金 燃料電池自動車用水素供給設備設置補助事業」を活用
    • 関西イノベーション国際戦略総合特区
      規制緩和の推進、税制面での優遇 など
    • 「スマート愛ランド構想」について

      関西国際空港と大阪国際空港を管理する新関西国際空港では、世界最高水準の環境性と安全性を備えた「環境先進空港」を目指し、「スマート愛ランド構想」のもと、空港島内での太陽光や水素等のクリーンエネルギーによる創エネや、エネルギー使用の効率化をはじめとした環境事業を積極的に取り組んでいる。

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