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京セラ、ハンファQセルズジャパン社を太陽電池の特許侵害で訴訟

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京セラ、ハンファQセルズジャパン社を太陽電池の特許侵害で訴訟

京セラは、ハンファQセルズジャパンに対して、太陽電池モジュールの高効率化を実現する「3本バスバー電極構造」に関する同社所有の特許を侵害しているとして、10日、東京地方裁判所に特許侵害訴訟を提起した。

同社は、ハンファQセルズジャパン社が、同社の本特許(特許第4953562号)を侵害しているとして、これまで交渉を続けてきたが、進展がみられなかったことから、やむなく今回の訴訟提起に至ったと説明している。

現在、同社以外の太陽電池モジュールメーカーとも、同様の交渉を行っており、その進捗状況により、これらのメーカーおよび、同構造のモジュールを販売している太陽電池モジュールメーカー、当該モジュールを取り扱う販売店、当該モジュールを使用して発電事業をおこなっている事業者に対しても、損害賠償や差止めを求める特許侵害訴訟の提起を検討していく考えだ。

「3本バスバー電極構造」を採用した太陽電池モジュールの特許は、太陽電池セルの表面にあるバスバー電極(太陽電池セルで発生した電気を、フィンガー電極(細い電極)を通して集める電極)を従来の2本から3本にするとともに、バスバー電極およびフィンガー電極の幅と配置を最適化することによって、太陽電池セルの受光面積の向上と電極の電気抵抗の低減の両立を図り、太陽電池モジュールの高効率化を実現した技術。

京セラは、1975年に太陽電池の研究開発を始めて以来、太陽電池の開発を通してさまざまな技術革新を図ってきた。特に、2012年3月に特許を取得した「3本バスバー電極構造」は、この技術を採用した多結晶シリコン型太陽電池セル(150mm×155mmサイズ)で世界最高効率17.7%(研究開発レベル)を実現。以来、現在に至るまで京セラの太陽電池セルにおける主要な技術となっている。京セラは、知的財産権を重要な経営資源と位置付けており、同社の知的財産権が侵害されたと判断した場合は、今後も毅然とした態度で臨んでいくとしている。

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