> > エプコ、みやま市 電力小売&サービス見越す先駆的事業

エプコ、みやま市 電力小売&サービス見越す先駆的事業

記事を保存
エプコ、みやま市 電力小売&サービス見越す先駆的事業

エプコと福岡県みやま市は、家庭向けに、HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)を利活用した生活支援サービスの構築に取り組む。

今後、みやま市内で約2,000世帯のモニターを募集して実証事業を行う予定。実証事業を踏まえ、電力の小売参入の全面自由化が予定されている平成28年度からはサービスを一部有料化し、事業を拡大して実施する計画だ。

みやま市では、HEMSデータを利活用したサービス(一例)として、下記の提供を想定している。

  1. 高齢者見守り・健康チェックサービス
    電力利用データから、高齢者住宅の異常を感知するサービス。
  2. 仮想電気料金プランと電気クーポンサービス
    地域独自の仮想電気料金プランを作成し、実際に体験してもらうことで、その効果を検証するサービス。仮想電気料金プランと現在契約プランとの差額については、地域クーポンとして消費者に還元する。
  3. 電気・ガス料金プラン診断サービス
    HEMSデータから、住宅のリフォーム提案を含めた最適な料金プランを提言するサービス。
  4. 家庭用太陽光余剰電力買取りサービス
    HEMSデータから、太陽光発電から得られる余剰電力を予測し、それを買取・集約した上で、電力供給会社に販売するサービス。

みやま市では、これからの取り組みについては、市の広報誌やホームページ上で通知する。今後、8月に全市民を対象とした説明会を開催(市民モニター募集)、10月にHEMS設置を開始、平成27年4月にサービス開始(無料)し、平成28年3月に補助事業終了。同年4月からサービスを一部有料化し、事業を拡大する。

エプコは、HEMSアプリの開発や住宅用太陽光発電の設置・設計などを手がける。電力小売りの全面自由化に向けて、HEMSを利活用した独自の生活支援サービスの提供は、電力小売り事業者にとって、差別化のポイントとなるものとして注目されている。エプコとみやま市による本実証事業は電力小売&サービス見越す先駆的事業となる。

本実証事業は、両者が共同事業協定を締結し、経済産業省の補助事業である「大規模HEMS情報基盤整備事業」の実施地域に採択されて実施するもの。九州では唯一の実施地域であり、自治体の管理事業者としては全国初の試みとなる。

経済産業省の「大規模HEMS情報基盤整備事業」は、多数のHEMSを導入し、これをクラウド管理する情報基盤を構築、一戸当たりのHEMS導入コストを削減するとともに、電力利用に係るビッグデータを活用することで、エネルギーマネジメントサービスに留まらない生活支援サービスを構築するもの。

本事業により、家庭部門において経済性の高いエネルギーマネジメントを実現することで、民間主導によるHEMS普及を加速化し、省エネルギー・電力ピーク対策に貢献することを目的としている。

なお、HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)とは、住宅内で使う個々の機器でのエネルギー消費を「見える化」し、その機器ごとに自動調整や制御するなど、エネルギーを管理するシステムをいう。

【参考】
みやま市 - 経済産業省事業『大規模HEMS情報基盤整備事業』の実施地域に決定しました

関連セミナー・イベント情報

関連カテゴリ

プレスリリースを受け付けております

環境ビジネスオンラインでは、皆様からの環境に関する情報をお待ちしています。

新製品・新サービス、研究内容、法令情報、イベント・セミナー、海外の環境ビジネス情報など、お気軽にお寄せ下さい。お送り頂いた内容を、編集部にて拝見いたします。

こちらから、必要事項をご記入ください

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.