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バイオマスボイラから電気・熱・CO2を有効活用する「次世代型温室ハウス」

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バイオマスボイラから電気・熱・CO2を有効活用する「次世代型温室ハウス」

JFEエンジニアリングとグループ会社のJファーム苫小牧は、北海道苫小牧市に、次世代型の農業生産プラント「スマートアグリプラント」を完成し、農産物の生産事業を開始したと発表した。今後8月第4週よりベビーリーフの出荷を開始し、10月からはトマトを出荷する予定。

今回完成したのは、このスマートアグリ事業の第一号のプラント。温室型のプラントは、同社のエネルギー最適活用技術と、提携する泉温企業の栽培ノウハウや温室内環境制御システムを融合したもので、高い生産効率を実現した。

施設外観

施設外観

具体的には、天然ガスをエネルギー源とするガスエンジン・トリジェネレーションシステムを併設し、電気・熱のほか、排ガス中のCO2を農作物に供給する。本システムに、提携先のオランダPriva社の、室内の温度、湿度、光量などを自動的制御する高度栽培制御システムを組み合わせて、栽培に最適な環境を創出した。

加えて、本年12月には、このプラントの敷地内にバイオマスボイラ設備を設置し、木質チップを燃料として熱・CO2を供給することで、天然ガスが供給されていない地域でも稼動できるスマートアグリプラントのモデル実証を開始する予定。

施設内部

施設内部

JFEエンジニアリングは、昨年10月、エンジニアリングの対象を農業分野に拡大し、本格的に農業ビジネスに参入することを決定し、スマートアグリ事業部を新設した。本事業では、生産プラントを活用したビジネスモデルを農業事業者に対して提案するとともに、企業の工場への併設など廃エネルギーの有効活用をサポートする事業を予定している。また、自らこのプラントにより野菜類の栽培生産販売事業も行っていく。

また、JFEエンジニアリングは今後、研究中のトマトの高糖度化やベビーリーフの収穫量向上に関する栽培ノウハウを得て、早期に本プラントへの適用を目指していく。

なお、本プラントの整備には、平成25年度農林水産省強い農業づくり交付金による一部補助を受けている。

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