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電力システム改革、また一歩前進 「重要送電設備」第一号が指定

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経済産業省は、22日付で、周波数の異なる東日本と西日本の電力の融通量を90万kW増加するために必要な送電設備を「重要送電設備等」として指定した。これは重要送電設備等の指定制度の第一号案件となる。

この指定により、関係法令上の手続き等が円滑化される。平成32年度に当該設備の運用開始する予定。

今回、重要送電設備等として指定したのは、東京電力及び中部電力の東京中部間直流幹線、東京中部間連系変換所分岐線、新信濃変電所交直変換設備、東京中部間連系変換所(いずれも仮称)。

なお、重要送電設備等の具体的な設置場所については、今後、関係法令等の手続きや地域住民との合意を経て決めることとなる。

重要送電設備等の指定制度は、電力システムに関する改革方針(平成25年4月2日閣議決定)を踏まえ、地域間連系線等の整備に長期間を要している現状にかんがみ、関係法令上の手続き等の円滑化を図るため、事業者の申請に基づき、経済産業大臣が重要送電設備等として指定するもの。

今後、申請事業者が具体的な設置場所を決定していくためのプロセス(調査・測量や関係機関等との調整等)を円滑に進めることを趣旨としている。

指定は都道府県知事への意見照会及び関係省庁(国土交通省、農林水産省、林野庁、文化庁、環境省)との協議会を経て行うこととされている(重要送電設備等の指定に関する規程)。

今回の重要送電設備等の指定の内容は以下の通り。

  1. 送電設備:東京中部間直流幹線(仮称)<東京電力>
    電圧:±200kV
    こう長:約100km
    回線数:双極2回線
    電線の種類及び太さ:アルミ覆鋼心アルミより線、810平方mm×2導体
  2. 送電設備:東京中部間連系変換所分岐線(仮称)<中部電力>
    電圧:500kV
    こう長:約1km
    回線数:2回線
    電線の種類及び太さ:アルミ覆鋼心アルミより線、410平方mm×4導体
  3. 交直変換装置:新信濃変電所交直変換設備(仮称)<東京電力>
    出力:900MW
  4. 交直変換装置:東京中部間連系変換所(仮称)<中部電力>
    出力:900MW

【参考】
環境省 - 電力システム改革による広域系統運用の拡大措置「重要送電設備」の指定をしました

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