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横浜の廃棄物処理場、三菱重工による焼却炉の改修でCO2を2割削減

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横浜の廃棄物処理場、三菱重工による焼却炉の改修でCO2を2割削減

三菱重工グループの三菱重工環境・化学エンジニアリング(MHIEC)は、横浜市から一般廃棄物焼却施設「都筑工場」を長寿命化するとともに省エネ対策を講じる基幹的設備改良工事を受注した。

処理能力1,200t/日のストーカ式焼却炉設備を改修し、今後10年以上の延命措置を講じるとともに、蒸気タービン発電機の出力アップならびに省エネルギー化をはかる。完成は2018年3月を予定。

同施設は、三菱重工業の設計施工により1984年3月に完成。処理能力400t/日のストーカ炉3基および関連設備で構成されており、1万2,000kWの蒸気タービン発電機を備えている。

今回受注した工事では、燃焼設備、燃焼ガス冷却設備、余熱利用設備、電気計装設備など主要機器の更新ならびに改修を行い延命化。併せて、蒸気タービン発電機の出力を1万3,000kWに高め、自家発電率を向上させて売電収入の増加をはかる。さらに、各機器に高効率モーターやインバータを採用することにより省エネ化を行う。

MHIECが特許を持つ安定燃焼に寄与する「新燃焼制御システム」を採用し、低空気比運転により排ガス量を減少させ送風機などの消費電力削減をはかり、年間CO2排出量を20%(約2,500t)以上削減することで地球温暖化抑制にも貢献する。

一般廃棄物焼却施設を長寿命化するとともに温暖化対策も施す改修・改良工事は、財政難で新規施設の建設が難しい地方自治体の状況を反映して増加傾向にある。加えて、国が2010年度に関連する交付金支援制度を創設したことで、さらに活発化している。

MHIECは、三菱重工が長年培ってきた環境装置分野の技術開発力と国内外を含めた豊富な廃棄物処理施設の建設・運営ノウハウを2008年に継承。今回の受注と、これまでの実績をベースに、既存廃棄物処理施設の省エネ化や安定稼働の維持・向上、さらに維持管理費などを含めたL.C.C.(ライフサイクルコスト)低減に向けた提案を積極的に推進し、受注拡大を目指す。

なお、ストーカ式焼却炉は耐熱金属の角材を並べた床の上で、廃棄物などの焼却対象物を突き上げることで移動させながら燃焼させる焼却炉で、一般廃棄物焼却炉の主流となっている。

また、廃棄物処理施設に関連する交付金支援制度では、環境省が所管する廃棄物処理施設の有効利用と廃棄物分野の温暖化対策に向けた設備の改良事業に基づき、一般廃棄物処理施設の長寿命化と温暖化対策を推進する市町村に対して、CO2削減率に応じて事業費の1/2もしくは1/3が交付される。

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