ヒ素汚染土壌を浄化する新技術 触媒となる鉄粉もリサイクル可能

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※画像はイメージです
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大成建設は、泥水式シールドトンネルで発生する自然由来ヒ素を含む汚染土壌を浄化する(汚染土壌に鉄粉を投入撹拌し、小型磁気分離装置でヒ素の付着した鉄粉を回収する)新技術と、その際使用した鉄粉のヒ素吸着能力を新品同様に回復させる技術を同時に開発した。

同技術はヒ素吸着用鉄粉を用いて、泥水式シールド工事で発生する泥水中のヒ素を回収して、二次処理土のヒ素溶出量を環境基準値(0.01mg/L)以下に低減する技術だ。ヒ素に汚染された余剰泥水に鉄粉を攪拌混合し、コンパクトな永久磁石磁気を搭載した分離装置(マグネットセパレータ。処理能力は、約2平方メートルの設置面積で120立方メートル/毎時で、限られたサイト内でも設置可能)により鉄粉を回収する。

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