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潮流・海流・波力などの海洋エネルギー発電 NEDOの支援先が決定

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潮流・海流・波力などの海洋エネルギー発電 NEDOの支援先が決定

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、潮流や海流、波力など海洋エネルギー発電の実現に向けた研究開発として「垂直軸直線翼型潮流発電」「水中浮遊式海流発電」「リニア式波力発電」「橋脚・港湾構造物利用式潮流発電」の4テーマを新たに採択した。

これによりNEDOは、実海域における実証研究と発電性能や信頼性の向上、発電コストの低減等に関する要素技術の研究開発を拡充・加速し、海洋エネルギー発電を実現するとともに、海洋エネルギー産業の新規創出、エネルギーセキュリティーの向上を目指す。

研究開発テーマと共同研究・委託予定先は以下の通り。

海洋エネルギー発電システム実証研究

2016年以降の事業化時に発電コスト40円/kWh以下の実現を目標とした実海域における海洋エネルギー発電システムの実証研究を行う。

【1】垂直軸直線翼型潮流発電

離島周辺や沿岸部の海域で、潮流の方向に合わせて向きを変える必要がなく低速から回転する「垂直軸直線翼」と、低回転で効率よく発電する発電機を組み合わせた「小型潮流発電システム」の実証研究を行う。(共同研究予定先/大島造船所、サイエンスリサーチ)

【2】水中浮遊式海流発電

海底から係留した発電装置を海中に浮遊させ、黒潮等の海流によって発電する海流発電システムの実証研究を行う。なお、本テーマは2011年度から実施してきた「次世代海洋エネルギー発電技術研究開発」での研究開発成果を活かした実証研究に着手するもの。(共同研究予定先/IHI、東芝

次世代海洋エネルギー発電技術研究開発

2020年以降の事業化時に発電コスト20円/kWh以下の実現に向け、次世代海洋エネルギー発電の発電性能や信頼性向上等に資する要素技術の開発を行う。

【1】リニア式波力発電

波のうねりによる上下運動を最大限に利用できるリニア式波力発電システムの開発を行う。(委託予定先/釜石・大槌地域産業育成センター、東京大学、東北大学、横浜国立大学、海上技術安全研究所)

【2】橋脚・港湾構造物利用式潮流発電

海峡、瀬戸(狭い海峡)域において、橋脚や護岸、防波堤等の既設の港湾構造物を活用した潮流発電システムの開発を行う。(委託予定先/中国電力、鶴学園広島工業大学)

橋脚および港湾構造物を利用した潮流発電システム 全体構成

橋脚および港湾構造物を利用した潮流発電システム 全体構成

海洋エネルギー発電技術は、大学を中心とした研究開発が進められており、一部の潮汐力発電が実用化されたものの、事業採算性を有した事業として自立するに至っておらず、発電効率及び耐久性のより一層の向上、監視システム及び制御システムの高度化などが必要となっている。NEDOは、海洋再生可能エネルギーの利用促進と共に、海外市場をリードする技術の創出や国内のCO2大幅削減への寄与などを目指し、2011年度から海洋エネルギー発電技術の研究開発事業を実施している。

【参考】
NEDO - 海洋エネルギー発電の実現に向け、研究開発を拡充・加速

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