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カナディアン・ソーラー、シャープの太陽光関連子会社買収でIPP事業に本格参入

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カナディアン・ソーラーは、シャープより太陽光発電所の開発を手掛ける米子会社リカレント社を買収し、本格的にIPP(独立系発電事業者)事業に参入する。

リカレント社は、主に北米市場において、太陽光発電プラントの販売・開発を行うディベロッパーで、世界最大規模の4GWの太陽光発電所を保有する。今回の買収により、カナディアン・ソーラーのプロジェクトパイプラインは4GWを加えて8.5GWになり、また、後期段階にあるパイプラインは約1GW追加され、2.4GWになる。

カナディアン・ソーラーはモジュールの製造・販売だけでなく、太陽光発電所の開発・建設から運用へとビジネスモデルを拡大し、同時に保有する太陽光発電所を活用し電力の卸供給を行うIPP事業にも注力していく計画だ。

カナディアン・ソーラーは、リカレント社の買収取引は、北米市場における同社の地位を強化する重要なマイルストーンとなると説明する。今後2年間、北米事業は重要な時期になると捉えており、高品質のディベロッパー案件を拡大していく。同社は、高品質なディベロッパー案件について、1.系統連系の契約がスムーズ、2.太陽光発電に適した土地、3.高い技術の施工、の3点をあげる。同社は、アジア・パシフィックエリア、日本でも同様に、ディベロッパー事業及びIPP事業を拡大していく方針。

カナディアン・ソーラーは、3日、リカレント社を2.65億ドルで買収するにあたり、シャープと正式契約を締結したと発表した。

カナディアン・ソーラーは、リカレントが保有し、後期段階にある1GWのパイプラインは、2016年末に終了するITC(米国連邦政府による再生可能エネルギーの設備投資に対する投資税控除制度)前の建設完了を予定しており、建築・売却によって少なくとも23億ドルの収益機会を見込んでいる。また、よりプロジェクト開発と資金調達能力を拡げ、今後独自のイルドコ(Yield-Co:太陽光発電など再生可能エネルギーの長期売電収入を収益の財源にした投資有価証券)作成のために、同社の地位を強化していくとしている。

シャープは、同社は平成22年11月に、米国・連結子会社であるSharp US Holding Inc.(SUH社)を通じてリカレント社を買収した。しかし、業績の悪化に伴い、ディベロッパー事業は開発の初期費用として多額の資金を要するうえに収益の変動が大きいことから、リカレント社については売却を含め検討を進めていた。今後、エネルギーソリューション事業や太陽光発電と太陽熱利用を組み合わせたPVサーマルといった新規事業の取り組みを強化し、太陽電池事業の再成長を図る。

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