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業務用エアコンのJIS規格改正 エネルギー消費効率算出方法の見直しなど

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経済産業省は、2015年3月分の日本工業規格(JIS規格)の制定・改正を発表した。今回は制定28件、改正117件の計145件。

このうち、店舗や事務所など主に業務用建物で使用される「業務用エアコンディショナ」については、冷暖房性能やエネルギー消費効率などを規定する日本工業規格(JIS B8616)を改正、具体的な性能試験方法を規定する日本工業規格(JIS B8615-2、JIS B8615-3)を制定、改正した。

「家庭用ガス調理器」については、消費者ニーズの多様化に伴い製造・販売されている、新しいタイプの家庭用ガス調理機器の安全性確保のため、家庭用ガス調理機器に関する日本工業規格(JIS S2103)を改正した。

業務用エアコンの関連規格の制定・改正

業務用エアコンの市場や最新の技術動向を踏まえ、これまで対象外だった冷暖房性能が高いエアコンのエネルギー消費効率の適切な算出を可能にするとともに、ISO規格との整合化を図るために性能試験方法を新たに規定した。

制定・改正のポイント

  1. JIS B8616の改正について
    エアコンの性能向上に伴う適用範囲の拡大(従来の28kWから56kWへ)や、新たな騒音評価法の導入、使用実態に合わせたエネルギー消費効率の算出方法の見直しなどを行った。
  2. JIS B8615-2の改正について
    対応する国際規格(ISO13253)の改正に伴い、インバーターエアコンの試験方法を新たに規定した。
  3. JIS B8615-3の制定について
    対応する国際規格(ISO15042)の制定に伴い、新たにマルチ形エアコン(室外機1台に対して、複数の室内機が接続可能なエアコン)の試験方法を規定した。

なお、JIS B8615-1(エアコンディショナ-第1部:直吹き形エアコンディショナ及び空気対空気ヒートポンプ-定格性能及び運転性能試験)は2013年に改正されており、今回の制定・改正により、業務用エアコンに関連する試験規格すべてが、ISO規格と整合した形でJISとなった。

家庭用ガス調理機器に関するJISの改正

生活様式や消費者ニーズの多様化に伴い、「ガスグリドル」(直火で加熱したプレートからの伝導熱で調理する機器)、「ガスオーブン付こんろ」など新たなタイプの家庭用ガス調理機器が製造・販売されている。このような新たな家庭用ガス調理機器の安全性の確保や向上のため、JIS S2103(家庭用ガス調理機器)の改正を行った。

改正のポイント

規格の適用範囲に、「ガスグリドル」、「ガスグリドル付こんろ」、「ガスオーブン付こんろ」を追加するとともに、ガス消費量や安全装置などの性能や構造および、その試験方法を追加した。

【参考】
経済産業省 - 日本工業規格(JIS規格)を制定・改正しました(平成27年3月分)

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